一人暮らしの強い味方「洗濯代行サービス」とは
衣類などを洗うのは洗濯機に入れるだけなので簡単なものの、洗い終わった洗濯物を 干して乾いたら取り入れてキレイに畳むとなると面倒臭いですよね。 今回は特に一人暮らしでは後回しにしがちな洗濯を代わりに行ってくれる 洗濯代行サービスについて詳しく見ていきましょう。
洗濯代行とはどんなサービス?
洗濯代行は読んで字のごとく、日常生活で使用した衣類やタオル類などを 所有者に代わって洗濯してくれるサービスのことです。 実家暮らしをしている時は汚れた衣類などは大抵お母さんが洗濯してくれます。 一人暮らしでも洗濯代行を利用すれば、実家のお母さんのように自分の代わりに 汚れた衣類やタオル類などを洗濯してもらえるのです。
一人暮らしで仕事が忙しかったりすると休日にまとめて洗濯することも多く、 貴重な休日の時間が洗濯で潰れてしまいます。 洗濯代行を利用することで洗濯の手間が省けることで 時間的に気持ち的にも余裕が生まれます。
洗濯代行はお母さんの洗濯と同じ
洗濯代行は基本的に実家のお母さんが洗濯してくれるのと同じと考えておきましょう。
実家でお母さんに洗濯物を渡すと、洗濯機で洗濯して外干しで乾燥させて乾いたら取り入れて畳んで返してくれますよね。洗濯代行も衣類やタオル類などを洗濯・乾燥して、手元に戻ってくる時にはキレイに畳まれています。
ただし実家のお母さんはワイシャツなど洗濯するとシワができる衣類にはアイロンまでかけてくれますが、洗濯代行では基本アイロンはかけてくれません。(オプションでアイロンがけをしてくれる場合もある)
またクリーニング店のように石油系の有機溶剤を使ったドライクリーニングではなく、洗濯代行は実家のお母さんと同じ水洗いのみが基本です。
水洗いなので家の洗濯機で洗濯できない衣類などは洗濯代行でもNG、普通に洗濯すると縮むような衣類なども注意が必要となります。
洗濯した衣類などを保管してくれるサービスも洗濯代行にはありませんから、特徴を理解した上でクリーニング店と使い分けるようにしましょう。
洗濯物は集荷・配達が基本
サービスごとに多少の違いはありますが、洗濯代行では洗濯物は自宅まで集荷しに来てくれるのが基本です。洗濯代行サービスが直接取りに来てくれることもあれば、宅配業者が集荷して洗濯代行サービスまで配達してくれるケースもあります。
洗濯が終わった衣類なども当然自宅まで持ってきてくれますから、店舗に足を運ぶ必要はありません。店舗への持ち込みに対応しているサービスもありますが、現状では店舗展開しているところは少ないので洗濯代行では集荷・配達が基本なのです。
宅配便の置き配のように宅配ボックスを利用したり、玄関ドアの前に洗濯物を置いておくと集荷してくれて玄関前に配達してくれるといった不在対応もしてもらえます。一人暮らしでは仕事などで家を空けている時間が長くなりがちですし、洗濯物の受け渡しのために自宅待機するのも面倒なので不在対応可能なのはありがたいですね。
洗濯には1~2日かかることが多い
洗濯代行では預けた洗濯物が返ってくるまでに1~2日かかることが多くなっています。クリーニング店のように朝に洗濯物を持って行ったら夕方には仕上げてくれるといったことは現状の洗濯代行では少ないです。
最短でも翌日、長いところでは3日ぐらいかかります。普段着や洗い替えができるものは洗濯代行に出して、洗い替えができないものは自宅の洗濯機やコインランドリーを利用するなど使い分けましょう。
また、洗濯代行サービスはクリーニング店に比べると比較的新しいサービスのため、サービスによっては現状利用できない地域もあるのです。
全国対応しているサービスがいくつかあるので、離島などよほど交通の便が悪い地域でなければ洗濯代行サービス自体は使えます。
ただ関東だけなど対応エリアが限られているサービスも少なからずあり、地域によっては利用したいサービスが利用できないこともあるので注意してください。
洗濯代行の料金
洗濯代行の料金体系は定額制と月額制のどちらかもしくは両方となっていることが多く、サービスによっては洗濯物の種類ごとに料金が決まっている場合もあります。定額制は専用のランドリーバッグ1つ当たりいくら、月額制は月の利用回数によって月額料金が変わるシステムです。
サービスごとに料金は違いますが、定額制だと標準的なサイズのランドリーバッグ1つにつき2,500~3,000円ぐらいのところが多くなっています。
標準的なランドリーバッグの容量は大体6kg、一人暮らしの1日当たりの洗濯物の量が1.5kgぐらいですから大体3~4日分が1つのバッグに入ります。
洗濯代行サービスでは洗濯物の重さに制限はありませんからバッグの容量は目安で、ファスナーが締められるなら詰め込めるだけ詰め込んで問題無いですよ。
月額制は月2回で4,500円とか、月8回で12,000円などといったように月の利用回数によって料金が変わります。1回当たりの料金は定額制に比べると安いですが、一人暮らしでは思ったほど洗濯物が出ずに利用回数が余ってしまうことも考えられるのです。
利用回数を使い切らないと定額制よりも割高になってしまうので、普段どれぐらいの頻度で洗濯しているかを考えて料金プランを選びましょう。
ちなみにコインランドリーの料金相場は、総重量10kg以下だと洗濯・乾燥で行って800~1,200円程度です。
自宅の洗濯乾燥機を使って洗濯・乾燥した場合の水道代・電気代の合計は1回当たり100円程度なので、洗濯代行サービスの料金はかなり割高ではあります。洗濯代行サービスを利用することで洗濯にかかる時間と手間が省けるので、洗濯代行の料金と洗濯にかける時間と手間を天秤にかけて利用を検討してください。
別途配送料がかかる場合がある
選択代行では店舗で洗濯物を受け渡すことは少なく、集荷・配達による受け渡しとなるのでサービスによっては別途配送料がかかることがあります。
集荷・配達を自社で行っている洗濯代行サービスは、配送料込みの料金設定となっているため別途配送料は発生しないことが多いです。
宅配業者を利用して洗濯物の集荷・配達を行っている洗濯代行サービスでは、こちらから洗濯物を送る集荷で配送料が発生することがあります。
サービスの料金が安くても配送料がプラスされると安くなくなることもあるので、洗濯代行サービスを選ぶ際には配送料の有無もチェックしておかないといけません。
ランドリーバッグの購入が必要なサービスもある
洗濯代行サービスでは専用のランドリーバッグに洗濯物を入れるのですが、専用のランドリーバッグを購入しないといけないサービスもあります。
サービスによってはランドリーバッグは無料、型崩れ防止や中身を見えなくするための洗濯ネットも無料で貰えたりします。
ただランドリーバッグを1つ500~1,500円程度で購入しないといけないサービスも少なからずあるのです。ランドリーバッグはずっと使えるので購入しても大きな負担にはなりませんが、無料で貰えるところもあるので「購入するのは損」と感じてしまいます。
まとめ
洗濯代行はクリーニングのように「家で洗えないものを洗うサービス」ではなく
で洗えるものを代わりに洗ってくれるサービス」です。
「日常の洗濯にお金を払うなんてもったいない」と考える人も居るでしょうが、一人暮らしで仕事が忙しい人によっては便利なサービスとなっています。最近は洗濯代行サービスの種類も増えてきており、中には「オーサムウォッシュ」のように出張先まで洗濯物を集配してくれるものもあります。
一人暮らしで洗濯が面倒と感じているなら、ぜひ洗濯代行サービスの利用を検討してみてください。