洗濯は何分で終わる?洗う・干す・たたむの平均時間と時短術!
あなたは日々の洗濯にどのくらいの時間を費やしていますか?
洗って、干して、たたんで、しまって…と、何かと時間のかかる洗濯。
「少しでも洗濯にかかる時間を短くしたい!」と考えている人は多いのではないでしょうか。
今回は、洗濯の各工程にかかる平均時間と、さまざまな時短アイデアについて紹介します。
洗濯物を洗ってたたんでしまうまでの時間はどれくらい?
では早速、「洗う」「干して乾かす」「たたんでしまう」のそれぞれにかかる平均的な所要時間について見ていきましょう。
「洗う」平均時間は約40~50分
洗濯機によっても異なりますが、洗濯にかかる時間はオーソドックスな「標準コース」で約40~50分ほど。内訳は、「洗い」に15〜20分、「すすぎ」に15〜20分、「脱水」に5〜10分です。オシャレ着などを洗う「ドライコース」でも、おおよそ同じくらいの時間がかかります。
「乾く」までの平均時間は状況ごとに異なる
洗濯の中で最も時間がかかるのが、洗濯物を乾かす工程です。洗濯物を干してから完全に乾くまでの時間は、季節や干し方などの状況によって大きく異なります。
季節によって乾くまでの時間が変わる
洗濯物の乾きやすさは、その日の天候はもちろん、気温や風の強さに大きく左右されます。《春》や《秋》は、朝9時頃に洗濯物を干せば14~15時頃には乾き、だいたい5時間前後で洗濯物を取り込むことができます。気温の高い《夏》は2~3時間あればOK。ただし、湿度の高い日や曇りの日は乾きにくいこともあるので注意しましょう。逆に気温が低くなる《冬》は、完全に乾くまでに6時間ほどかかります。また、冬は厚手の衣類が多いため「朝から夕方まで干しても乾かない」というケースも。冬は室内の方が屋外よりも温度が高いため、室内干しがおすすめです。
室内干しにかかる時間は外干しの約2倍
室内干しをした場合は、洗濯物が乾くまでに外干しのほぼ倍の時間がかかります。部屋干しの際に気になるのがイヤな部屋干し臭ですよね。部屋干し臭を発生させないためには、洗濯物を5時間以内に乾かすのがポイントです。除湿器や扇風機などを利用し、少しでも早く乾かす工夫をしましょう。
素材の種類や生地の厚みによっても乾きやすさに違いが
生地の種類や厚みによっても乾きやすさは変わります。一般的に、ナイロンなどの合繊繊維は乾きやすく、コットンやウールなど天然由来の生地は乾きにくいと言われています。また、トレーナーやパーカー、ジーンズ、バスタオルなど、厚手の生地も他の衣類に比べて乾きにくくなります。
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使った場合
ドラム式洗濯機の乾燥時間は、モデルによって大きく異なります。乾燥時間は平均で2.5~3時間ほど。乾燥時間が短いモデルでも1.5時間~2時間ほどかかります。洗濯物の量によっては、3時間かけても十分に乾かなかったり、時間表示が「残り10分」になったままなかなか乾燥が終了しなかったりなどで、時間がかかるケースも見られます。
「たたんでしまう」平均時間は30分
洗濯の工程の中でもっとも「面倒くさい」と感じている人が多いのが、たたむ工程です。洗濯物の量にもよりますが、洗濯物を取り込み、一枚一枚たたんでタンスやクローゼットにしまう作業は、平均して30分ほどかかります。集中してパパッとたたむ人もいれば、中にはテレビや動画を見ながらゆっくりたたむという人もいるでしょう。たたむ工程を時短できれば、洗濯がグッとラクチンになりそうですね。
洗濯にかかる時間を短縮するテクニックを紹介
では、どのようにすれば洗濯にかかる時間を短縮することができるのでしょうか。「洗う」「干す」「乾かす」「たたんでしまう」のそれぞれの工程を時短する、便利なアイテムや家事テクニックについて紹介します。
「洗う」を時短
「洗濯物を洗うのは洗濯機がやってくれるから、時短のしようがないのでは?」と思っていませんか?洗剤を見直したり、洗濯機の機能を利用したりするなど、「洗う」工程にもさまざまな時短術があります。
スピードコースを使う
いつも洗濯機の「標準コース」で洗濯している人は、「スピードコース」や「おいそぎコース」などを利用すると大幅な時間節約になります。スピードコースはすすぎと脱水が1回ずつなので、20~30分ほどで洗濯を終わらせられるでしょう。
すすぎ1回用のコンパクト洗剤を使用する
「スピードコース」や「おいそぎコース」、「すすぎ1回コース」などを使用する際は、濃縮タイプで高い洗浄力があり、泡切れもよいコンパクト洗剤を使いましょう。使用する場合は、洗剤の容器に「すすぎ1回」のマークや文字が入っているものを選べばOK。その場合は、柔軟剤や酸素系漂白剤もすすぎ1回用のものを選ぶようにしてください。
洗濯機の給水フィルターを掃除する
残り時間が表示されているのに、洗濯がなかなか終わらないという経験はありませんか?そういう時は、洗濯機の給水フィルターを掃除しましょう。給水フィルターは、水道水に含まれる不純物によって目詰まりを起こすことがあります。そうすると給水が遅くなり、洗濯時間が長くなる原因になってしまいます。
事前に洗濯物を仕分ける
洗濯機で洗う前にやらなくてはならないのが、洗濯物の仕分け作業です。「色物用」「オシャレ着用」「汚れもの」など、専用の洗濯カゴを複数用意しておけば、脱いだときにパッと仕分けることができ、洗濯前にバタバタすることが無くなります。
「干す」を時短
一枚ずつシワを伸ばして、型崩れしないようにきれいに干していくのは、意外と時間がかかるもの。洗濯の導線を見直したり、便利な時短アイテムを使ったりして、「干す」作業をもっとラクチンにしましょう。
平干しネットを使う
靴下などのこまごました洗濯物は、ピンチに干さずに平干しネットを活用しましょう。平干しネットなら、上にざっと並べるだけでOK。一塊になっているため、取り込むのも簡単です。ただし、風が強い日は洗濯物が飛ばされないように注意しましょう。
タオルハンガーを使う
大きなバスタオルは、干すのに場所を取りますよね。バスタオル専用のハンガーを使えば、省スペースでたくさんのタオルを干すことができます。バスタオルの定位置ができることで干す場所に悩む必要もなく、時短にもつながるでしょう。
襟が伸びないハンガーを使う
襟の詰まったTシャツなどは、襟元が伸びないようにハンガーを裾側から通す必要がありますが、「ちょっと面倒だし、地味に時間がかかるよな~」と思っている人は多いはず。切り込みが入ったハンガーを使えば、襟からハンガーを入れることができ、スムーズにTシャツを干すことができます。
洗濯機から干す場所への導線を考える
重い洗濯物を持って洗濯機とベランダを何度も往復するのは大変ですし、時間もかかりますよね。ポイントは、洗濯機と“干す場所”の距離を短くすること。例えば、洗濯機から近い浴室などでいったんすべての洗濯物をハンガーに干してしまってから、まとめてベランダなどへ運ぶのがオススメです。
「乾かす」を時短
生乾きを防ぐためにも、洗濯物はなるべく早く乾かしたいですよね。洗濯物を早く乾かすには、「気温の高さ」「湿度の低さ」「風通し」が重要です。「乾かす」を時短する具体的なアイデアを見ていきましょう。
エアコンや扇風機を利用する
部屋干しで乾かす場合は、エアコンや扇風機、サーキュレーターを利用し、人工的に空気を循環させましょう。また洗濯物は上部から乾いていくため、洗濯物の下部に風を当てるのがポイント。定期的に室内の換気を行なうのもオススメです。
乾いたタオルと一緒に脱水する
乾いたバスタオルと一緒に脱水すると、タオルが他の洗濯物の水分を吸い取ってくれます。すすぎが終わったら洗濯機を一時停止し、乾いたバスタオルを洗濯機に投入するだけでOK。他の洗濯物の乾きが早くなり、乾かす時間を短くできます。
洗濯物に風の通り道をつくる
洗濯物を密着させて干すと乾きが悪くなり、部屋干し臭の原因になってしまいます。洗濯物を干すときは、少なくとも“こぶし1個分”の隙間を空けるようにして空気の通り道をつくりましょう。また、角形のピンチハンガーや連結ハンガーを使う場合は、外側に長い物を、内側に短い物を干す「アーチ干し」をするのがオススメです。空気の流れが生まれやすくなり、洗濯物が早く乾きます。
乾きにくいものは干し方に工夫を
厚手の衣類やズボンなど、乾きにくい衣類は、その形状に合わせた干し方をするのがポイント。例えばジーンズは、パンツの中に空気が通るように干す「筒干し」がオススメ。フード部分が乾きにくいパーカーは上下を逆さまにして干したり、ハンガーを2つ使ってフード部分を引っ掛けたりして干すのがいいでしょう。
「たたんでしまう」を時短
取り込んだ洗濯物が部屋の隅に山積みになっている人はいませんか?「洗濯は好きだけど、たたむのは面倒」という人は多いですよね。「たたんでしまう」作業をラクチンにする時短アイデアを紹介します。
洗濯用と収納用のハンガーを分けない
洗濯物を干す用のハンガーと、クローゼットに収納する用のハンガーを分けていませんか?この2つを統一することで、乾いたらそのままクローゼットにしまうことができます。ハンガーからハンガーにかけかえる手間がなくなり、洗濯ハンガーの収納場所に困ることもなくなります。
オールハンガー収納にしてたたむ手間をなくす
とにかくたたむ手間を減らしたいなら、思い切って“オールハンガー収納”にしてみるのも一つの方法です。Yシャツなどはハンガーで吊るしていても、Tシャツ類はたたんでタンスにしまっている方も多いのでは?オールハンガー収納とは、ハンガーにかけて干した洗濯物を、そのまますべてクローゼットにしまうというもの。今まではハンガーから外してしまっていた衣類もそのまま吊るすだけなので、たたむ作業がグッと減ります。
下着や靴下は「たたまない」という選択肢も
下着類や靴下、タオルなど、シワになっても困らないものは、はじめから「たたまない」という手もあります。専用のボックスをつくり、そこに入れるだけにしておけば、使う時もスムーズです。
あたり前を見直して、洗濯をもっと時短&ラクチンに!
洗濯は時間がかかりますが、いつものやり方をほんの少し変えるだけで、時短につながります。洗濯を時短するには、これまであたり前のようにやっていたことを「思い切ってやめてみる」という発想の転換も大切です。
とはいえ、やはり洗濯は一日がかりの大変な家事。どうしても時間がない時は「洗濯代行サービス」を利用することもご検討ください。
洗濯代行サービスとは、デイリーで着るYシャツやTシャツ、ジーンズやバスタオルといったいわゆる“日常的な洗濯”を代行してくれるサービスのこと。
洗濯物を専用のバッグに入れて渡すだけで、洗濯~乾燥~洗濯物を手でたたむところまで、専門のスタッフが代行してくれます。
“いつもの家事”を、プロにお任せできるのは心強いしうれしいですよね。スマホから気軽に申込みでき、集荷も配送も玄関先で完結するので、「今日頼みたい!」と思った時にすぐに利用できます(初回利用は除く)。不在でも宅配BOXやドアノブに掛けるなどの対応をしてくれるので、忙しい人でも安心です。
これを機に「洗濯は自分でやらなくては」というあたり前も見直してみてはいかがでしょう。