小規模ホテルや旅館・民泊などの宿泊施設の「洗濯事情」を徹底解説!
小規模なホテルや旅館、民泊などの宿泊施設にとって、洗濯業務は密かな悩みの種です。
シーツや寝具カバーといったリネン類やタオル類の衛生管理は、法令で指針が示されていることに加えて、顧客満足度にも直結します。
しかし、小規模な宿泊施設の場合、外部の業者に依頼するのは難しく、発注の条件が合わないために利用できないケースもしばしばです。
やむをえず自社で洗濯する事業者もいますが、洗濯業務によって身体的・心理的負担の増加によるコストアップは否めません。
そこでこの記事では、小規模な宿泊施設の洗濯事情に着目しながら、最適なコスト削減策をご提案します。
小規模ホテルや旅館、民泊など宿泊施設における洗濯事情
ホテルや旅館といった宿泊施設では、毎日の洗濯は欠かせません。
シーツや枕カバーなどの寝具リネンや、フェイスタオルやバスタオルなどのタオル類と、洗濯物の種類は多岐に渡ります。
特に寝具やタオルのようにお客様の肌に直接触れるものの品質は、お客様からの評価にも影響するポイントです。
シミやにおいなどの些細な見落としが原因でお客様に不快な思いをさせることがあれば、ネガティブな評価につながり、今後の営業や経営に関わることも懸念されます。
宿泊施設で使用する寝具リネンやタオル類の洗濯では、肌触りや匂いだけでなく、清潔感や衛生面まで、細やかな管理・徹底が必須です。
また宿泊施設の場合、布団についてもクリーニング推奨頻度が厚生労働省の「旅館業における衛生等管理要領」によって以下のように定められています。
- 布団や枕は6月に1回以上を基準に丸洗いすることを推奨
さらに布団や枕、毛布などの寝具の手入れに関しては、より厳しい基準が設けられています。
- 寝具は適度に日光消毒とはたきを行う
- 60度以上でかつ30分以上の加熱消毒を一月に1回以上の頻度で行うことを推奨
不特定多数の顧客が出入りし利用する宿泊施設では、寝具類やタオル類の衛生管理がかなり重要です。
民泊は清潔感が重要!衛生管理が義務付けられている
住宅の一部または全部を活用して宿泊サービスを提供する民泊でも、寝具の交換や清掃などの衛生管理を適切に行う必要があります。
民泊をおこなう場合、都道府県知事等への届け出が必要です。これに伴い、衛生管理に関するルールも、各自治体が定めるルールに順じなければなりません。
また、民泊の営業に伴い遵守するべき法律「住宅宿泊事業法」では、寝具のシーツやカバーなどの直接人に接触するものについては、宿泊者が入れ替わるごとに洗濯したものと交換するよう定められています。
小規模ホテル・旅館・民泊提供者の洗濯方法
小規模なホテルや旅館、民泊のような宿泊施設では、次の3つの洗濯方法があります。
- ・リネンサプライ
- ・クリーニングやランドリー業者
- ・自社で洗濯
それぞれについて詳しく解説しながら、民泊ならではの対応方法についてもご紹介します。
リネンサプライ業者を利用する
リネンサプライとは、寝具リネンやタオル類を貸し出すサービスです。
レンタルするだけでなくクリーニングも付随するため、利用者は洗濯の手間なく寝具リネンやタオル類を提供できます。
また、配送や回収までリネンサプライ業者がおこなうため、手間がかからない点も魅力です。
リネンサプライを利用する際の流れは、以下の通りです。
- 1. レンタルする製品を決定
- 2. 見積もり
- 3. 契約
- 4. 製品の納品
- 5. 製品を使用
- 6. 使用済み製品の回収
- 7. クリーニング済み製品の納品
これ以降は、納品されたクリーニング済の製品を使用後返却し、納品された新たな製品を使用するといったサイクルです。
料金相場は、リネンサプライ業者によって異なります。
注文する枚数や納品回数、製品の種類や素材といったさまざまな条件を加味して決定されるため、複数の業者から見積もりをとって比較検討する必要があります。
例えば、シーツや寝具カバーを1枚単位でレンタル可能な業者の場合は、以下のような料金体系になることがあります。
- ・シーツ:150円
- ・掛け布団カバー:220円
- ・枕カバー:80円
この場合、顧客一人当たりに対してかかる寝具類の経費は450円で済みます。
また、民泊向けにリネンサプライを提供する業者では、シーツや寝具カバー類のほか、タオルなどの布製品を含めた合計10点をワンセットで7000〜9000円ほどで提供しています。
リネンサプライは最低注文数の定められていることも多く、大量注文が必要になるケースが一般的ですが、小規模な宿泊施設や民泊向けに、必要なリネン類をセットにして1組からでも注文できるシステムを採用している業者もいるので、気軽に利用でき便利です。
リネンサプライについては以下でも詳しく解説しています。是非参考にしてみてください。
リネンサプライはどんなサービス?利用の流れやリネンサプライ業者も紹介
外部のクリーニング・ランドリー業者を利用する
ホテルや旅館の場合、外部のクリーニング業者に洗濯物の回収からクリーニング、納品まで外注する方法もあります。
顧客が使用するリネン類だけでなく、宿泊施設スタッフのユニフォームなども依頼できることが一般的です。また、業者によっては宿泊者の個人的な洗濯物にまで対応しているケースもあります。
リネン類の在庫管理を自社でおこなう場合は、外部のクリーニングサービスを利用するのも良いでしょう。
ただし、依頼する洗濯物の量が少ないと契約できない場合もあり、小規模な宿泊施設はさることながら、民泊ではさらに洗濯物の量が少ないため、断られるケースが多々あります。民泊などに対応しているサービスであるかをあらかじめご確認ください。
クリーニングサービスの料金体系は、業者によって異なります。
専用の洗濯バッグ1個2,500円ほどでクリーニングサービスを提供する業者や、洗濯物の回収・クリーニング・配送のサービスに加えて、客室の清掃サービスをワンセット2,000〜6,000円(客室の広さや何人分の洗濯物かによって変動)で提供している業者もあります。
小規模な宿泊施設や民泊の場合、オーナーのみもしくは少数のスタッフで運営しているケースも多いです。
リネン類のクリーニングと客室の清掃がワンセットになったサービスを利用することで、洗濯だけでなく清掃の手間や労力を削減できます。
自社で洗濯する
宿泊施設では複数の団体が訪れるため、業務用の洗濯機で強力に洗浄できる外部のクリーニングサービスやリネンサプライを利用するのが一般的なため、自社で洗濯をするケースはそう多くありません。
ただ、小規模なホテルや旅館では自社内でシーツや寝具カバー類を洗濯しているケースもあります。
また、施設によっては、洗濯物量が少ない場合や汚れが少ない洗濯物など、一部の洗濯物のみ自社で洗濯するケースもあります。
フェイスタオルやおしぼりのように薄手のタオル類は、コスト削減を兼ねて自社内で洗濯することが可能です。
民泊の場合は、洗濯物の量や頻度が一定ではないことがほとんどです。
そのため洗濯が必要になった場合のみ、オーナーやスタッフがクリーニング店に持ち込んだり、コインランドリーで洗濯したりすることもあります。
なお、自社内で洗濯する行為は、旅館業法に触れるものではないのでご安心ください。
【番外編】民泊は洗濯機・乾燥機を設置して活用する
民泊の場合、施設内に宿泊者用の洗濯乾燥機を設置し、宿泊者がチェックアウトした後に清掃を兼ねて設置した洗濯機でリネン類を洗濯する方法もあります。
多くの場合、民泊はホストが1人で管理運営をおこなっており、清掃作業に加えてクリーニングやコインランドリーまで洗濯物を持ち込むのは業務上負担になり兼ねません。
民泊施設内に宿泊者が利用できる洗濯乾燥機を設置すれば、客室を清掃しながら洗濯・乾燥が可能です。
また、長期滞在希望者をはじめとする顧客の利便性も高まり、宿泊先として選ばれやすくなります。
初期費用はかかりますが、長期的に見れば業務負担を軽減しながら、顧客満足度の向上も期待できるので、民泊の事業者であればぜひご検討ください。
小規模のホテル・宿泊事業の方は洗濯代行がおすすめ!
小規模なホテルや旅館、民泊事業者にとって、衛生的に管理されたリネン類を提供することは、リピート客の獲得につながる重要なポイントです。
しかし、洗濯物の量が少なかったり不定期なことから、リネンサプライや外部のクリーニング業者は使いにくいケースも多々あります。
また、少数精鋭で運営することが多い小規模な宿泊施設の場合、自社内で洗濯したりクリーニングやコインランドリーに持ち込む方法では、時間や手間といった負担増加が懸念されます。
そこで選択肢の1つとしてご提案したいのが、「洗濯代行サービス」です。洗濯代行とは、洗濯業務をお客様に代わっておこなうサービスです。
洗濯代行を利用することで期待できるメリットには、次のようなものがあります。
- ・洗濯物の量を問わず依頼できる
- ・必要な時だけ依頼できる
- ・洗濯物の持ち込み不要
- ・洗い上がりを待ったり、洗濯機の順番待ちが不要
- ・洗浄力の高い業務用の洗濯機で洗えるので衛生的
クリーニングやコインランドリーと違い、店舗まで持ち込んだり、洗濯が終わるまで待ったりといった煩わしさがありません。
自宅や店舗・施設に居ながら、清潔に洗い上がった洗濯物が配送されるのを待つだけなので、業務効率を上げたりコストを削減しながら、オーナーやホスト、スタッフの負担を軽減できます。
また洗濯代行なら、業務用の強力な洗浄力の洗濯機で洗いあげるので、衛生面でも安心です。
洗濯代行は「オーサムウォッシュ」のご利用をご検討ください!
洗濯代行サービスを利用する際は、小規模な宿泊施設や民泊のオーナーにも選ばれている「オーサムウォッシュ」をご検討ください。
オーサムウォッシュが選ばれる理由には、次のようなものがあります。
- ・パソコンやスマートフォンから利用したい時だけ簡単に申し込み可能
- ・夜は23時まで集配に対応
- ・不在時の受け渡し可能
- ・業界最安値級でサービスをご提供
- ・個人のお客様は初月半額
- ・お客様ごとに洗濯するので衛生的
忙しい方でも安心してご利用いただけるような仕組みを随所に取り入れ、お客様の業務負担の軽減をサポートいたします。
また、法人のお客様に向けては、最安値を保証しております。
最小限のコストで最大の業務効率化や、顧客満足度とリピート率アップを期待される宿泊施設の事業主様は、ぜひ一度オーサムウォッシュにご相談いただければ、最適なプランをご提案します。
【参考】オーサムウォッシュ:法人様向け料金体系
M ・L・LLの3つのサイズからお選びいただけます。
※以下は集荷・配達料金込みの料金です。
※検査着等の衣類は枚数での費用算出も可能です。
Mサイズ(80L) | Lサイズ(140L) | LLサイズ(250L) | |
2回/月 | 9,000円(4,500円/回) | 12,600円(6,300円/回) | 20,600円(10,300円/回) |
4回/月 | 15,200円(3,800円/回) | 24,000円(6,000円/回) | 38,400円(9,600円/回) |
6回/月 | 22,800円(3,800円/回) | 36,000円(6,000円/回) | 57,600円(9,600円/回) |
8回/月 | 30,400円(3,800円/回) | 48,000円(6,000円/回) | 76,800円(9,600円/回) |
10回/月 | 36,000円(3,600円/回) | 58,000円(5,800円/回) | 93,000円(9,300円/回) |
12回/月 | 43,200円(3,600円/回) | 69,600円(5,800円/回) | 111,600円(9,300円/回) |
14回/月 | 47,600円(3,400円/回) | 81,200円(5,800円/回) | 130,200円(9,300円/回) |
16回/月 | 54,400円(3,400円/回) | 92,800円(5,800円/回) | 148,800円(9,300円/回) |
追加購入 | 4,500円/回 | 6,500円/回 | 10,500円/回 |
- 月に17回以上利用する場合は、別途お見積もりいたします。お問い合わせください。
- 集荷時は必ず専用バッグにいれてください。専用バッグ以外で集荷に出された場合は専用バッグを追加購入いただき、そちらに入れて配達します。
- バッグ代金(初回のみ):Mサイズ2,000円、Lサイズ1,500円、LLサイズ4,000円になります。