クリーニング店の保管期間は最長1カ月ほど!引き取りにいけない人は要注意
自宅で洗えない素材をはじめ、季節の衣類や大物だけでなく、毎日の出勤に欠かせないワイシャツやブラウスの洗濯など、日ごろ何かとお世話になることが多いクリーニング店。
ここでは、クリーニングの受け取り期限や保管される期間、トラブルを避けるために知っておきたいポイントなどを紹介します。
クリーニングの「受け取り期限」と「保管期限」の違いを解説
まずクリーニング店には、仕上がった衣類を受け取るための「受け取り期限」と、衣類が保管されている「保管期限」があるのをご存知でしょうか?一見、同じようですが、実は微妙に異なります。それぞれを詳しく説明していきましょう。
クリーニングの「受け取り期限」について
クリーニングの「受け取り期限」とは、預かり期間のうち、クリーニングが仕上がってから延滞料金が発生せずに受け取れる期間のことです。この「受け取り期限」を過ぎてしまうと、店舗によっては延滞料金を支払わないといけない場合があるので注意が必要です。
例えば、クリーニング店でもらった伝票などに、「仕上がり日:7/1」「受け取り期限:7/8」と記載されていた場合、預けた衣類を7/8までに受け取れば、延滞料金が発生することはありません。
なお、「受け取り期限」はお店によって異なりますが、だいたい1週間~1カ月程度が受け取り期限の目安です。
クリーニングの「保管期限」について
クリーニングの「保管期間」とは、上記の「受け取り期限」が過ぎてもクリーニング店が預かった衣類をそのまま継続して保管する、いわば「猶予期間」です。この「保管期間」もお店によってそれぞれ異なりますが、長期間預けっぱなしにしてしまい、期限を過ぎてしまった衣類は処分されてしまうことが少なくありません。
クリーニング店は多くの人が利用するものの、収納スペースには限りがあります。お店側が気持ちよくサービスを提供するための事情も考慮した上で、できるだけ早めに引き取りに行きましょう。
クリーニングの保管期限は店によってそれぞれ違う
クリーニングの保管期間は、法律で明確に定められているわけではありません。しかし、「全国クリーニング生活衛生同業組合連合会」では「クリーニング事故賠償基準」を定めており、「預かりから1年経過した衣類は賠償を免れる」と記載されています。
これはつまり、1年以上預けっぱなしにされた衣類にトラブルが発生したとしても、クリーニング店側は責任を負う必要が無いということ。
また、「全国クリーニング生活衛生同業組合連合会」で定めている保管期間は「1年」ですが、それぞれの店が定めている利用規約を見ると、数カ月から1年以上と幅があります。例えばA店は最長9カ月、B社は最長6カ月など、詳細がお店によって異なるため、自分の利用するクリーニング店の利用規約を確認し、しっかりと把握しておくことが必要です。
保管期限が過ぎるとトラブルが発生することも…
クリーニング店になかなか受け取りに行けず預けっぱなしにしてしまった場合、トラブルが発生することもあります。よくあるのは、預けっぱなしにしていた衣類を引き取りに行ったら追加で料金を請求されたというケース。追加の請求金額は、預けていた期間やお店の方針によっていろいろですが、例えば一定期間の経過後は保管庫での預かりとなり、1日あたり20円~100円の保管料が発生するため、クリーニング代が予想以上に高額となってしまった……という場合もあります。
また、預けっぱなしで放置された衣類にカビが生える・黄ばんで変色する・傷んでしまうといったケースの他、期限を過ぎたため本当に処分されてしまったという事例もあります。
いずれも期限内に受け取りに行けば回避できたトラブル。後悔する前にクリーニング店に預けている衣類は、可能な限り早く取りに行くようにしましょう。
クリーニングした衣類を長期間保管してくれるお店も
最近のクリーニング店では、仕上げた衣類を長い期間預かってくれる「長期保管サービス」を行っているところがあります。
「長期保管サービス」のメリットとしては以下の3つです。
- 衣類のクリーニングと保管を同時に依頼できる。
- 冬物衣類などかさばるものを預けることができるので、自宅の収納スペースに余裕ができる。
- 追加で延長料金などが発生しない。
一方で、「長期保管サービス」のデメリットとしては以下の3つが挙げられます。
- 使いたい衣類が急に必要になった時、手元にないと困る。
- 長期保管できる衣類の種類や、預ける量に制限がある。
- 衣類を取りに行く手間がかかったり、送料が発生したりしてしまうことも。
保管期間は1カ月~1年など、お店やサービスごとに異なるので、時期や衣類の種類、量などを見極めて利用するとよいでしょう。
受け取りに行く時間がない人は宅配可能な洗濯代行もおすすめ
クリーニング店には、「受け取り期限」や「保管期間」があり、それぞれ管理の方法が違います。預けている状態により、追加で料金が発生する場合もあるため、注意が必要です。
クリーニングをお願いしたのに、受け取りに行くのをすっかり忘れていたり、忙しくて行くタイミングがなかなかなかったり……。
特に仕事や家事、育児などに追われていると、クリーニング店の開店時間に合わせるのは、意外と難しく、衣類の受け取りはついつい後回しになりがちです。
保管期限を過ぎてしまい、追加料金が発生してしまうくらいなら、思い切って洗濯代行サービスを依頼することも検討してはいかがでしょうか?
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これまでクリーニング店に出向く暇がないとお悩みの方は、ぜひ洗濯代行サービスの利用を検討してみてください。