洗濯はいつするのが正解?状況別に最適なタイミングを紹介!
ライフスタイルや家族の人数、お天気などさまざまな状況に左右されてしまう「洗濯」。
とはいえ、生活の中で省くことができないうえ、可能な限り時間も手間も効率よく済ませたい家事の一つです。
この記事では一人暮らしや同棲中の方、大学生の方など様々な状況の方が参考になるように、ベストな洗濯タイミングについて紹介します。
朝に洗濯するメリット・デメリットとは?
生活の多様化によって薄れつつありますが、一昔前は朝~昼までにおこなう家事と位置づけられていた「洗濯」。
今でも朝のうちに済ませておきたいという人は少なくありません。
朝に洗濯する場合は、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット①早起きになる
太陽のパワーを余すことなく享受できる朝の洗濯。
朝のうちに洗濯を済まそうとすると、必然的に決まった時間に早起きになります。
夜の時間を有効に使えるだけでなく、健康的な生活をするためのきっかけづくりにもなるので、社会人の方々にはとくにおすすめです。
晴れ渡る空の下、たまった洗濯物を干せたときの爽快感はたまらないですよね。
メリット②洗濯物が夕方までに乾く
一般的に、昼間は一日の中でもっとも気温が高くなります。
朝に洗濯を済ませることにより、太陽の熱と光のおかげで夕方までに洗濯物が乾くでしょう。
その日に干した洗濯物を夜には畳んで、きれいさっぱり片付けることができるので気分もスッキリです。
メリット③洗濯物に部屋干しの匂いがつかない
部屋干しの嫌な臭いの原因は、菌の繁殖によるもの。
洗濯物は日光に当てることによって、太陽光線に含まれる紫外線が殺菌効果と細菌の増殖を抑えられます。
そして日光に当てるためには、言わずもがな日中の洗濯作業が必要不可欠です。
日中に屋外干しができる場合、部屋干しの生乾き臭が気にならず、いつでも清潔感のある衣類を身につけることができます。
お日様の優しい匂いが染みついた洗濯物をいつでも身につけられることで、日々の気分もよくなるでしょう。
デメリット①朝の仕度に余裕がなくなる
朝に洗濯をする場合、最大のデメリットとして挙げられるのは時間的な余裕がなくなることです。
朝は朝食作りや片付け、お弁当作りなど、限られた時間内にいろいろな家事が集中する時間帯。
とくに赤ちゃんや幼児のいる共働き家庭などは、猫の手も借りたい忙しさのはずです。
出勤前や登校前、朝の慌ただしい時間帯に洗濯機を回してから洗濯物を干すところまで余裕をもって完了するためには、必要以上に早起きをしなければなりません。
その結果、睡眠時間を確保する余裕もなくなる可能性もあるので注意が必要です。
デメリット②(部屋干しの場合)部屋が終日洗濯物だらけになる
朝洗濯して部屋干しをすると、夜まで洗濯物が家のあちこちに吊るしてある状態になります。
洗濯物があると部屋の中がゴチャゴチャしているように感じて落ち着かなかったり目障りだったり、生活動線の邪魔になったりすることも。
くわえて、洗濯物に含まれた水分によって部屋の中が湿っぽく感じることもデメリットです。
浴室や洗面所、サンルームなど、あらかじめ屋内に洗濯物を干すスペースが用意されている住宅なら問題ないのですが、そうではない場合は気を付けましょう。
デメリット③外出中に雨が降る可能性がある
ゲリラ豪雨などの異常気象によって、急な雨が多くなった昨今。
外出中に急な雨が降った場合は、せっかく干した洗濯物が台無しになってしまいます。
雨で洗濯物が濡れてしまった場合、一度洗った洗濯物を再び洗い直すのはちょっとしたストレスです。
洗濯機の「すすぎ1回コース」などを利用して干し直す必要も出てくるので、天気を気にし続けるのはデメリットの一つだといえます。
夜に洗濯するメリット・デメリット
近年では共働き家庭も増えたことで、夜に洗濯するというパターンも多くなりました。
夜に洗濯する場合のメリット・デメリットをチェックしてみましょう。
メリット①忙しい時間を避けて作業ができる
夜に洗濯をするメリットは、時間に追われず、ゆったりと洗濯ができることです。
たとえば帰宅後の夕方に洗濯機を回し、いろいろな家事を同時進行もできます。
就寝前までに干せば良いので、気持ちに余裕が生まれるでしょう。
メリット②部屋干しすれば湿気対策になる
夜に洗濯した場合、日差しが出ていないことはもちろん防犯上の都合から外干しせずに部屋干しする人が多いはずです。
部屋干しなら夜間に雨が降っても強風が吹いても、洗濯物のことを心配する必要がありません。
そして冬の乾燥する季節は、洗濯物の水分によって部屋の湿度が上がるため、加湿器などが不要になります。
夜洗濯=部屋干しで湿気対策ができるというのも、夜に洗濯をするメリットだといえるでしょう。
メリット③お風呂の残り湯を使えば水道代の節約になる
家族全員が入浴した後に、残り湯を使って洗濯機を回せば、水道代が節約できてとても経済的です。
1日一回洗濯をする家庭であれば、洗濯にかかる水道代は年間でおよそ1万円弱になるので、そのコストが削減できるのは間違いなくメリットだといえます。
しかし、入浴後の残り湯を洗濯に使用するのは、汗や皮脂など衛生面で不安を感じる人もいるでしょう。
そういった懸念を少しでも払拭したい場合は、入浴後になるべく早く洗濯機を回すことがおすすめです。
実際に入浴直後の残り湯と一晩おいた後の残り湯では、雑菌の量が約1,000倍程度も増えるとのこと。
残り湯が温かいうちに洗濯した方が汚れも落ちやすいため、残り湯での洗濯は翌日でなく当日中にすべきなのです。
夜洗濯であればそういった点を叶えられるため、残り湯を使った洗濯と相性が良いといえます。
【メモ】 残り湯を洗濯で再利用する際には、注意点もあります。「すすぎ」で残り湯を使うと、残り湯の雑菌が洗った衣類についてしまうため、残り湯を洗濯に使用する際は、洗濯機の「洗いモード」のみにし、「すすぎ」にはきれいな水道水を使用しましょう。 |
デメリット①時間によっては近所迷惑になる
戸建ての場合は時間を気にせずいつでも洗濯することができますが、マンションやアパートといった集合住宅の場合は洗濯機の振動や終了のアラーム音などが響いて、近所迷惑となってしまう場合があります。
帰宅時間が遅いという人、屋外に洗濯機置き場がある場合などは、不要なトラブルを回避するためにも21時頃までに洗濯を終えるようにしましょう。
周辺環境によってトラブルを引き起こす可能性があるのは、夜洗濯における大きなデメリットだといえます。
デメリット②防犯上、外には干せない
洗濯物を見れば、そこにどんな年齢層の人が何人くらい住んでいて、どんなライフスタイルを送っているかが大体わかってしまうものです。
さらに夜に洗濯物を外干しにすることは、「昼間は留守にしていること」を大っぴらに伝えているようなものですので、防犯上の理由からやめたほうが良いでしょう。
そのため夜に洗濯をする場合は、どうしても部屋干しをすることになります。
干す場所が限られてしまうというのは、住居によっては大きなデメリットだといえるでしょう。
デメリット③部屋干しは匂いが気になる
屋外と比べて日当たりや風通しが悪い部屋干しでは、洗濯物が乾きにくく、生乾き臭が残ってしまうことがあります。
当然ながら、嫌な臭いが洗濯物から漂うのは避けたいもの。
部屋干しをする際には、空気の流れができるように窓を2カ所以上開ける、換気扇を回すなど風通しの良い環境を作りましょう。
日当たりについても、できるだけ日光が差し込む窓の近くであるとベストです。
休日に洗濯するメリット・デメリット
平日に時間が取れない方におすすめなのが休日のまとめ洗い。
休日にまとめて洗濯するメリット・デメリットをみてみましょう。
メリット①時間を気にせずできる
共働きの家庭をはじめ、早朝出勤・深夜帰宅の方におすすめの洗濯の方法が休日のまとめ洗いです。
時間に追われることなくゆったりと洗濯ができることで、平日はその他の家事や仕事に集中できます。
忙しい平日の負担を減らしつつ、時間を気にせず洗濯作業ができるのは、休日に洗濯する大きなメリットです。
メリット②平日にバタバタしなくて良い
週に1回まとめ洗いをするメリットは、洗濯回数による手間を減らし、家事の時短につながるところです。
とくに日々忙しいビジネスマンや育児と仕事を両立しているワーママの方々は、休日にあたる週末などにまとめて洗濯した方が、時間が効率よく使えて、平日の朝にバタバタして慌ただしい思いをせずに済みます。
大容量の洗濯機を使っている場合はとくに、少量の洗濯物を毎日こまめに洗うよりも、一度にまとめて洗った方が光熱費や水道代の節約もできるでしょう。
デメリット①量が多くなるので時間がかかる
休日にまとめ洗いをするとなると、約1週間分の洗濯物をためておくことになり、必然的に洗濯物の量が多くなります。
その際、洗濯物の量が多いことで洗濯が1回で終わらず複数回にわたってしまうことも…。
また、洗濯物の量が多いと干すスペースにも困る可能性があります。
くわえて、たくさんの洗濯物を部屋干しすると室内の湿度が上昇して洗濯物が乾きにくくなったり、雑菌が繁殖しやすくなったりするので要注意です。
メリット②溜め込むと汚れが落ちにくくなる
週末の休日に1回しか洗濯しないとなると、週初め頃に着た服や肌着、使用したタオル類を約1週間も放置することになります。
そのため、雑菌によるカビや臭いが発生してしまう可能性があるでしょう。
また、汚れも時間が経過すると繊維に染みついて取れにくくなります。
とくに梅雨から夏にかけては湿気で雑菌が繁殖しやすくなっているので、着た後の衣類の保管には十分に気をつけてください。
汚れがひどい場合はつけ置きや部分洗いを活用して、量が多い時などは週末を待たずになるべく早く洗濯することをおすすめします。
デメリット③せっかくの休日が家事でつぶれる
平日くたくたになるまで働いて、待ちに待った休日がようやく訪れても、大量の洗濯物がお待ちかね。
休日洗濯のルーティーンを作ってしまうと、1週間通してバタバタしているような慌ただしさを味わうこととなります。
とくに1週間分の洗濯物はかなりの量となるため、洗濯は2~3回に分けておこなう必要があり、干す作業時間も含めると1日がかりの大作業となることも。
もちろん洗濯以外にもやらなければならない家事やプライベートの用事などもあるため、せっかくの貴重な休日が潰れてしまうのは避けたいところですね。
デメリット④休日に天気がいいとは限らない
溜め込んだ1週間分の洗濯物を「一気に洗濯するぞ」と意気込んだところで、雨が降ってしまえば計画はすべて台無しに…。
いくら嘆いたところで、残念ながらお天気事情はどうしようもありません。
そして大量の洗濯物を部屋干しにするとなると、前述したとおりスペースを確保するのが大変です。
住居によっては、そもそも部屋干しが一切できないという可能性もあるでしょう。
すぐに必要なものなど、優先順位をつけたうえで最低限の量を洗濯して、干すことになるはずです。
急ぐ場合にはコインランドリーで乾燥することもできますが、雨の中を大量の洗濯物を持って往復するのは非常に骨の折れる作業になります。
当日になってから作業のリスケがしづらいというのは、休日洗濯のデメリットだといえます。
朝派にオススメの時短テクニック『予約機能を使う』
出勤前の朝に洗濯を終わらせたいという人におすすめしたいのは、洗濯機の予約機能を使用することです。
洗濯機の予約機能は、名前の通り洗濯が終わる時間をタイマーで予約できる機能のこと。
その最大のメリットは、毎日決まった時間に洗濯ができる点にあります。
たとえば朝早くに洗濯機を回しておいて起床後に洗濯物を干す、仕事の終わる時間に合わせて洗濯して帰宅後に洗濯物を干すなど、さまざまなライフスタイルに合わせて柔軟に対応可能です。
タイマーを予約しておくだけで設定した時間に洗濯が終わるので、時間を最大限活用できます。
夜派必見の臭い対策4選!
夜に洗濯をして部屋干しをする際、気になるのが生乾き臭などの「嫌な臭い」です。
そういったお悩み解決に役立つ、夜派必見の臭い対策を4つ紹介します。
対策①洗濯物の間隔を空ける
部屋干しで重要となるのは、洗濯物の干し方です。
とにかく洗濯物同士を密着させずに、風通しの良い環境を作ることが大切になります。
干す位置を工夫したり、道具などを駆使したりして、できるだけ洗濯物の間隔を開けて風通しをよくしましょう。
スペースがない時には複数の部屋で干したり、換気扇を回して空気を循環させたり、湿気がこもらないように色々と工夫をしてみてください。
対策②エアコンのドライ機能を使う
部屋干しの乾きにくさを解消するには、エアコンを使うのがおすすめです。
エアコンのドライ(除湿)機能は、「室内の湿度を下げる」ことを目的としています。
部屋干しが乾きにくいのは、洗濯物の水分で室内の湿度が上がったうえに湿気の逃げ場がないことが理由です。
そういった生乾き状態が長く続くことで臭いがついてしまうので、室内の湿度を下げる対策は洗濯物の悪臭予防につながります。
そこでエアコンのドライ機能を使用すると、室内の湿気を外に逃がしてくれるため洗濯物が乾きやすくなるのです。
結果として、生乾き臭が発生・定着するリスクを抑えられます。
対策③除湿器や扇風機・サーキュレーターを使う
洗濯物を普通に部屋干しした場合、洗濯物の水分が自然に蒸発するのを待つしかありません。
ジメジメした時期は部屋の湿度も上がっているので、ただでさえ不快なうえに乾くのも時間がかかってしまいます。
前述したとおり乾くまでに時間がかかると、洗濯物に雑菌が増えて生乾き臭が発生しやすくなるため注意が必要です。
除湿器をはじめ、扇風機やサーキュレーターを活用すれば、空気に動きが生まれ早く乾くので、部屋干し臭を抑えることができます。
対策④部屋干し用洗剤や消臭機能つき洗剤を使う
生乾き臭対策には、部屋干し用の洗剤や除菌・抗菌タイプの洗剤を使うこと、もしくは漂白剤を使うというのも効果的です。
部屋干しした衣服から嫌な臭いがするのは、乾くまでに時間がかかることで衣服に残った雑菌が繁殖することが主な原因だといえます。
部屋干し用洗剤と普通の洗剤との違いは、そういった雑菌が繁殖しにくい抗菌仕様の工夫がされていること。
部屋干し用洗剤を使うことで、嫌な部屋干し臭がしにくくなるメリットがあります。
自分のやりやすいやり方を見つけてストレスのない洗濯ライフを!
洗濯は必要なプロセスが多く、段取りや計画性が求められる複雑な家事です。
昔よりも便利な時代になってはいるものの、忙しい現代人にとってはさらに楽にできたら嬉しいところ。
とくい仕事で忙しいだけでなく、高齢のご家族の家事をサポートしている、妊娠中で身体に負担をかけたくないときなどは、効率化できる部分は効率化したいはずです。
多忙を極めたときや時間がないとき、疲れているときには無理せず、洗濯代行サービスを利用してみることも検討してみてください。
一人暮らしやファミリー向けに様々なプランをご用意しておりますので、幅広い方々に使いやすいサービスとなっています。
洗濯代行サービスを利用して、空いた時間をゆったり楽しんでくださいね。